2023.3.28
1年目愛玩動物看護師のとある1日
- 病院紹介
実際に入社してからどのような1日が待っているのか、気になっている学生の方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は愛玩動物看護師のとある1日に密着しました!
さいとう動物病院の勤務形態(2023年3月時点)
シフト①
いわゆる早番にあたり、朝の入院処置も担当します。
8:00 | 出勤・入院管理 |
8:30 | 朝礼・入院管理 |
9:00 | 午前中の診療受付開始・診察や手術の補助を行う |
11:30 | 午前中の診療受付終了 |
11:30〜15:00 | 休憩(1時間30分) |
12:30 | 手術・処置 |
15:00 | 午後の診療受付開始・診察や手術の補助を行う |
17:30 | 午後の診療受付終了・退勤 |
シフト②
朝の朝礼が始まる時間から出勤し、夕方の入院処置も行います。
8:30 | 出勤・朝礼・入院管理 |
9:00 | 午前中の診療受付開始・診察や手術の補助を行う |
11:30 | 午前中の診療受付終了 |
11:30〜15:00 | 休憩(1時間30分) |
12:30 | 手術・処置 |
15:00 | 午後の診療受付開始・診察や手術の補助を行う |
17:30 | 午後の診療受付終了 |
18:00 | 急患対応・受付業務・退勤 |
シフト③
いわゆる遅番になります。午後の診療と夜間診療の補助に入ります。
13:30 | 出勤 |
15:00 | 午後の診療受付開始・診察や手術の補助を行う |
17:30 | 午後の診療受付終了・夜間診察の受付開始 |
18:00 | 急患対応・受付業務 |
23:00 | 夜間診察の受付終了・退勤 |
※現在、木曜日〜日曜日に夜間診療を行なっています。
※1年目スタッフは①②のシフトに入り、徐々に仕事に慣れてもらいます。入社から2年目以降はシフト③も担当するようになります。
※現在、シフト③は週に1回程担当するようなシフトとなっています。
1年目動物看護師のとある日(シフト①の場合)
8:00 出勤
まず、同時刻の出勤獣医師と分担して、入院動物の状態を把握します。容態が悪い子や緊急処置が必要な子はいないか、点滴や術部に問題がないかなど、丁寧に状態を確認します。大きな問題がなければ、検査機器の電源や冷暖房を付けて、業務開始の準備を行います。朝のミーティングが始まるまでは、入院のカルテを確認し、獣医師と相談しながら朝の処置や治療を行っていきます。
朝のミーティングまでの短い時間ですが、入院動物の状態によっては緊張感がある時間帯になることもあります。
こうした朝一番のチェックは非常に大切であり、新人スタッフでも獣医師の指示に従って対応できるように努めています。
出勤・退勤を管理するタイムカード
入院動物の確認
ご飯の用意
処置
8:30 朝のミーティング
入院状況や当日の予定などを全体共有するために、受付やトリマーも交え、スタッフ全員で朝のミーティングを行っています。その後、獣医師・動物看護師・受付・トリマーに分かれ、引き継ぎを行います。入院状況を把握している看護師は朝処置の保定へ、前日休みの看護師は入院担当者から入院詳細を聞いてから入院管理の作業を行うようにしています。
< 全体ミーティングで確認すること>
- 入院状況の確認
- 当日のオペのスケジュール
- その他の予定、全体に共有したい事
- ペットホテル、トリミングの受け入れ
- 院長スケジュール
8:30〜9:00 入院管理
当日の入院管理担当である先輩看護師に指示を受けながら、糞尿の状態や食欲の有無などを報告し、入院動物の犬舎を掃除します。
9:00からは午前の外来が始まるため、8:30~9:00の間に入院管理を終わらせるように協力しています。当院では患者ごとに担当看護師をつけており、1、2月頃には新人看護師も先輩スタッフのアシスタントとして患者を担当し、独り立ちを目指します。担当患者を受け持つことで、患者の様子や、疾患についてより深く考えられるようになります。
9:00 午前の外来開始
最初はバックヤードでの保定に入り、徐々に慣れてもらいます。問題なければ飼い主様の前でも保定に入るようになります。実際に保定してみないと分からないコツもあるので、周りの意見を聞いて回数をこなし、自ら考えて取り入れていく事が大切です。しっかりスキルアップできるよう、先輩スタッフがフォローしています。
● 検査
初めは検査方法のマニュアルで手順を確認しながら、血液検査、ホルモン検査、糞・尿検査、染色など、様々な検査手技を身につけます。当院では、看護業務に関するマニュアルを作成しており、入社時に各スタッフに配布しています。これを元に、当院で担当する業務内容を大まかに把握することができます。
さらに、育成担当看護師が新人看護師と面談する時間を定期的(1~2週間に1回程度)に設けています。面談ではマニュアルの内容に基づいて、順調にスキルアップできているか、苦手なことは何かなどを把握します。きめ細かいヒアリングを行うことで、個人に合わせたカリキュラムを計画します。
保定の様子
検査の様子
● 調剤
新人看護師は必ず、先輩看護師の管理下で調剤を行い、受付で最終確認を行います。このように調剤に関しては特に細かく指導をしています。
お薬のダブルチェック
カルテの確認
11:30〜15:00 昼の処置・休憩
外来の様子・入院管理・預かり検査・手術の予定をみて、先輩看護師が午後の人員配置を指示します。外来が長引く日もありますが、順番に休憩に入れるように配慮しています。
15:00 外来・夕方の入院管理
15:00から午後の外来が始まります。診察や検査に加えて、夕方の入院管理、処置、手術後の片付け、滅菌を行い、退勤前の片付けも同時に行います。
シフト①の勤務時間は17:30までなので、それまでにできる片付けや、入院の引き継ぎを行います。
獣医師によるレクチャー
麻酔の補助
プライベートもしっかり充実!さいとう動物病院の働き方
オフタイム
複数のシフト形態を導入したことで、退勤時間には次の担当者へと仕事を引き継ぐことができ、拘束時間の延長を防いでいます。退勤後にはおうち時間を楽しむ他、習い事や自主勉強、温泉でリラックスしたりと、プライベートの時間を満喫しています。オンとオフのメリハリをつけて、自分の時間を大切にできる点も、さいとう動物病院の魅力の一つです。
残業について
当院では「残業しない、させない」を目標に掲げています。とは言っても、後輩から先に退勤するのは気が引けるはず。そこで、業務が終わっているスタッフには「退勤していいよ」と先輩から声かけするように心がけています。緊急対応などで残業が必要になるケースもありますが、固定残業代を超える残業代は1分単位で申請することができます。
働き方について
これまでに紹介した働き方以外にも、子育てや海外留学のための勉強など、状況によって相談することは可能です。その時期に在籍するスタッフの人数や病院の状況によって、柔軟にシフトや仕組みを変えていくことで、スタッフ全員が無理なく働ける環境を目指しています。
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