齊藤院長のあたまの中を覗いてみた

そうですね。根本的には動物を幸せにするための職業なので、獣医師としてそこはしっかりやっていきたいというのはもちろんあります。一方で動物看護師や獣医師の生活が犠牲になってしまっているという課題もあります。動物病院の経営側としては、そこもひっくるめて、みんなが幸せになれる形を作りたいと考えています。

やはりどこでもいい医療サービスが受けられるようになったらなと思いますね。そのための体制や仕組みをさいとう動物病院が軸となって提案していけたら一番いいなと思います。

あると思います。まず地方にはみんな住みたがらないですよね（笑）人が集まりにくいのはどうしようもないと思うんです。だから、Webシステムを活用しながら、遠隔でも医療連携が取れるようにしていきたいです。
知識や技術・設備・人材もですけど、各病院や組織が独り占めするんじゃなくて、みんなで良い医療を提供できるように協力できたらいいのになって思います。色んな立場や考えがあるので、そう簡単にはいかないんですけど（笑）

やっぱり自分たちが診れなかった症例を、診てもらいながら勉強するというのが、一番スキルアップに繋がるんだと思います。前は診断・治療ができなかった症例が対応できるようになって、また難しい症例を受け入れてを繰り返すことで、少しずつ病院としても医療レベルが向上していった感じです。あとは専門医の先生方にセミナーをしていただいたりもしています。

素直にみんな優秀だなと思います。自分よりもみんな優秀だと思います。 自分も獣医師として成長したいという思いはありますし、それが今の病院作りにつながっていると思います。ですが、スタッフが優秀だと思っているからこそ、経営者としてはみんながやりたいことができて、楽しく働けるようにしたいと思っています。

まずは60歳までですかね。みんなで一緒に歳をとっていきたいなと思っているので、自分たちが老いて行った時に働きやすい病院にしちゃおうっていう感じですね（笑） 一緒に楽しくワイワイやりながら、みんなが満足できる形を作れたら最高ですよね。

自分が良いと思って提供したものでも、他の人からしたら価値がないかもしれないじゃないですか。だからなるべく意見を聞いた上で、どうするかは決めたいですね。

この病院の雰囲気ですよね。ふんわりというか、ギスギスしていないというか。飼い主様とのコミュニケーションも含めて、この空気感は大事だと思います。

そうですね。ちゃんとスタッフとはなるべく話をするようにしています。

新しくできる施設もあるので、スタッフに負担をかけずに運営していくには、もう少しスタッフの数は必要かなと思います。
ただ、今の病院の雰囲気を維持するにはリクルートが大事になってくるなと思っています。良い職場環境・設備を整えて、たくさんの人に入社したいと思ってもらえるようにすることで、人材を病院が選べるような循環を作りたいですね。