2025.8.8
【レポート】第75回日本獣医画像診断学会にて症例報告を行いました!
はじめに
こんにちは。さいとう動物病院 獣医師の田原です。
今回は、2024年12月7日・8日に岐阜大学で開催された第75回日本獣医画像診断学会に参加し、「腹腔内出血を認めたパラガングリオーマの犬の一例」についての症例報告を行いました。 外部の学びの場に出ることで得られた刺激や学びを、簡単にレポートいたします。
今回参加した学会の詳細
- イベント名:第75回日本獣医画像診断学会
- 開催日時:2024年12月7日・8日
- 場所:岐阜大学
- 形式: 一般口演
セミナー・発表会の内容
発表内容の概要は以下の通りです。
「腹腔内出血を認めたパラガングリオーマの犬の一例」
本報告は、カテコラミン分泌に伴う高血圧を呈した犬のパラガングリオーマ(PGL)症例において、特徴的な造影CT所見を示した、極めて稀な症例である。本症例の報告により、PGLは腹部大血管との位置関係や造影パターンから、褐色細胞腫との鑑別が可能であることが示唆された。また、本症例では腹腔内出血が認められ、高血圧に伴う自然出血のリスクにも注意が必要であると考えられた。犬における同様の病態報告は極めて少なく、本症例は診断および病態解明の両面において、重要な知見を提供するものである。


最後に
今回、当院にご紹介いただいた症例につきまして、紹介元の動物病院様のご協力のもと、無事に学会発表を行うことができました。
本発表にあたっては、米国獣医画像診断専門医である栗原学先生より多大なご支援をいただきました。画像診断の知識がまだまだ乏しい私に対し、栗原先生はこの症例の画像所見がなぜ興味深いのかを、リモートで時間を割いて丁寧にご教示くださいました。さらに、関連文献の収集・検討にも多大なご協力をいただき、当院の先輩獣医師も交えて、症例の考察を深めるためのディスカッションを何度も重ねてくださいました。また、院内の先輩獣医師をはじめとするスタッフからも手厚いサポートをいただきました。仕事後の夜間に発表練習に付き合ってくださり、連日遅くまでアドバイスをくださる先輩方の存在は、非常に心強く、大きな励みとなりました。今回の学会発表を通じて、疾患や画像診断に対する理解が大きく深まっただけでなく、画像診断を専門とする先生方の前で発表するという貴重な機会を得られたことは、自分自身にとって大きな成長につながりました。また、日本獣医画像診断学会に参加したことで、画像診断という分野の奥深さと面白さを改めて実感いたしました。今後も、積極的に学びの機会に参加し、日々の臨床現場に還元できるよう努力してまいります。
当院では、若手獣医師が主体的に学び、挑戦できる環境が整っており、専門医と連携しながら診療にあたることができるため、日々の臨床の中でエビデンスに基づいた知識や診療技術に直接触れ、実践的に学ぶことができます。さらに、そうした診療経験をもとに、専門医のご指導のもとで学会発表にも挑戦できる環境が整っており、診療と学術の両面から継続的にスキルを高めていくことができます。
学会・セミナー参加を支える制度
さいとう動物病院では、以下のような教育支援が整っています。
- 学会・セミナーへの参加費・宿泊費・交通費の補助制度
- 専門医との連携体制
- 院内での症例検討会・勉強会の開催
- 学びを共有しあう風土(参加後のフィードバック共有など)
若手スタッフでも積極的に外に出て学べる環境があるのは、当院の大きな魅力です。
見学・実習をご希望の方へ
さいとう動物病院では、学生の方の見学や実習も随時受け付けています。 教育体制や院内の雰囲気を実際に感じてみたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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