キャリア暮らし獣医師

2022.5.24

地方で叶える自分らしい獣医師ライフ

海外で専門医の資格取得を視野に入れているだけでなく、大阪府立大学大学院で研究にも取り組むなど、臨床以外にもアクティブな木村先生。さいとう動物病院で働くようになった経緯や現在の働き方、群馬県の魅力、そして今後の展望についてお話を伺いました。

さいとう動物病院で専門外来をするようになった経緯や現在の働き方について

さいとう動物病院で働くまでの経緯を教えてください。

さいとう動物病院木村先生

木村先生

2012年に山口大学の獣医学科を卒業して、そこから8年間兵庫県の一般動物病院に勤めていました。その病院も1.5次病院くらいの規模感がある病院で、1次診療に加えて高度診療を学ぶ中で、もっと勉強したいという気持ちが強くなり、海外専門医の資格取得に挑戦したいと考えました。そんな時に先輩から齊藤先生を紹介していただいたのが、転職への大きなきっかけになりました。さいとう動物病院には2020年の冬から勤務していて、今2年目に入ったところです。

紹介された当時はさいとう動物病院のことはご存知でしたか?

さいとう動物病院木村先生

木村先生

さいとう動物病院のことは正直知らなくて、LIVES(ライブス)のことは聞いたことがある程度で、どういった活動をしている組織なのかとかは詳しく知らなかったですね。

実際にさいとう動物病院を見学してみてどうでしたか?

さいとう動物病院木村先生

木村先生

さいとう動物病院なら、専門医の先生と提携している海外の情報を集めることもできるし、海外経験のある先生もいるから話を聞くこともできるよと院長からお聞きしていたので、大きな魅力に感じました。海外に行くとなると長期間仕事を休む必要も出てくると思うんですが、その点も安心してサポートしてもらえそうだなと感じました。
あとは単純にさいとう動物病院で働くスタッフの人柄や病院の雰囲気に惹かれたのも、入社の決め手になりました。集団として若くて、お互いを尊重しあって働いている印象がありました。スタッフ同士の仲は良さそうだし、仕事以外のコミュニケーションも取りやすそうな様子がみて取れました。お互いの意見をざっくばらんに言い合えるような、一般的な言葉で言うと「心理的安全のある病院」だと感じました。とにかく雰囲気がよかったです。

群馬県で獣医師として働いてみて・・・

転職するまで群馬県に何か縁はあったんですか?

さいとう動物病院木村先生

木村先生

出身は広島県で群馬県とは全く接点がなかったですね。でも群馬県にある病院と聞いてもあまり抵抗はなかったです。

群馬県に移住してみてどうですか?

さいとう動物病院木村先生

木村先生

何の接点もない土地でしたが、全然過ごしやすいですね。自分に合っているなと感じます。人混みに揉まれて生活するのも得意ではなかったので(笑)休みの日にすることも大体パターン化しているところがあるので、生活に必要なものがあれば僕は大丈夫という感じです。 高崎市や軽井沢に行けば、商業施設もあってなんでも揃いますし、東京にも1時間半くらいで行けるので、正直何一つ困ってないです(笑)

環境を変えてみてよかったと思いますか?

さいとう動物病院木村先生

木村先生

僕の場合はよかったと思いますね。何か変化を起こしたい時に、環境を変えてしまうのも1つの方法だと思います。今まで学んできたことを新しい環境で活かすことで、さらに成長できている部分もあると思います。
さいとう動物病院は、労働環境のホワイト化にも積極的に取り組んでいて「プライベートも大切にできるように」と経営陣も動いてくれています。「海外に行きたい」「研究をしたい」と思っていても、プライベートの時間がないと実現は難しくなります。今はみんなで協力して、みんなが仕事もしっかりやりつつ自分のやりたいことも進めていける環境を作っていっているところです。

地方に移ってみて情報収集が難しくなったと感じますか?

さいとう動物病院木村先生

木村先生

東京と地方を比べると体験したり、人と会ったり、リアルな情報を得る機会というのは減ってしまうのかなと思います。ですが、さいとう動物病院の場合は多くの先生方がむしろ来てくださるので、直接情報を得ることができてとても良い環境です。しかも、コロナが流行してからは学会やセミナーもオンラインに切り替わっているので、余計に今の環境はすごくありがたいです。都会とか地方とか関係なく、病院内で学べると言うのがさいとう動物病院ならではの良さです。専門医の先生方に院内セミナーを開いていただいたり、直接相談することもできます。
さいとう動物病院では、外からの情報が入ってきやすいので、スタンダードかつレベルの高い治療が実践できているんじゃないでしょうか。齊藤先生が「専門医療を群馬で実現する」と言う大きな目標に向かって動いているので、地方の動物病院でも勉強できる環境が整っていると感じます。

症例数についてはどうでしょうか?

さいとう動物病院木村先生

木村先生

症例数も全然少なくないと思います。東京で働いている人から聞いた話にはなりますが、都心部だと、症例数が多くても2次病院と1次病院の棲み分けがはっきりしている為、症例が分散されてしまうようです。さいとう動物病院では各科の専門医に直接来て頂いているため、予防医療や一般診療から2次診療まで幅広く経験することができます。
加えて、都会でみられるような病気だけでなく、地方特有の症例もみるケースが増えるので、症例の幅も狭いとは感じないです。 整形外科を例にあげると、一般的によくみられる骨折や前十字靭帯断裂以外にも、交通事故や猪などが原因として外傷を見る機会が多いです。

整形外科だとどのくらい症例をみていますか?

さいとう動物病院木村先生

木村先生

病院としても整形外科に力を入れているので、週に1〜2件は症例が来ています。 群馬県全域から患者さんは来られるんですが、整形外科だと県外の患者さんもいらっしゃいます。埼玉県・栃木県・長野県を中心に北関東から症例が集まっている感じですね。

最後に・・・

今後の展望について教えてください。

さいとう動物病院木村先生

木村先生

僕自身は獣医師の人材育成・教育という面で貢献できるような獣医師を目指したいと思っています。専門医の資格を取りたいと思った動機のひとつに、海外の教育環境や仕組みを勉強したいという思いも含まれています。海外には同じ水準の人材をコンスタントに育てていける仕組みがあって、それは日本の獣医業界も見習うべき点だと思っています。まだまだ先の話にはなると思いますが、実際にそのシステムを学び、地方や日本の動物医療に活かしたいなと考えています。

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