2022.5.24
2022.5.24
専門医から見たさいとう動物病院の魅力
さいとう動物病院で循環器の専門外来を非常勤で担当する木崎先生。さいとう動物病院の他にも複数の病院で出張診療を担当されている先生に、さいとう動物病院の魅力や出張診療という働き方について話を伺いました。
さいとう動物病院で専門外来をするようになった経緯や現在の働き方について
さいとう動物病院で専門外来を担当するようになったきっかけについて教えてください。
木崎先生
齊藤先生と知り合ったのは、獣医師同士の飲み会の席でした。齊藤先生とは年齢が近いというのもあって意気投合し、その場で出張診療の提案をしてもらったのが大きなきっかけですね。
当時のさいとう動物病院では、外から出張で診察にきている先生もいなくて、私自身も他の病院で出張診療するような働き方はしていなかったので、さいとう動物病院にとっても私にとっても初の試みという感じでした。
齊藤先生もお父様の病院に戻られて、まだ1年目くらいのタイミングでしたが、将来的には一頭でも助けられる症例を増やすために、色々な専門性のある先生に診察しに来てもらえるような病院を作りたいという思いを聞いて、自分が少しでも力になれるなら協力しますとお答えしました。
現在のさいとう動物病院との関わり方について教えてください。
木崎先生
専門外来を担当するようになって5〜6年が経ちました。今は月に1度、病院で外来を担当するのに加えて、常勤の先生からLINEで連絡が来た際には、相談にのったりもしています。
胸のレントゲンや心電図、心エコー図検査を行った際などに、画像の読影や診断について相談されることもありますし、患者さんの容態を動画で送ってもらうこともあります。
今の時代は携帯で動画や写真も簡単に送れますし、遠隔でも状況を把握しやすくなったと感じます。
非常勤で専門外来を担当する働き方はどうですか?
木崎先生
外来の日はだいたい6〜10件程度の症例をみることが多いです。最近私自身も開業して病院を運営している状態なのですが、他の先生と情報交換したり、色々な人に会うきっかけになるので、考えが偏ったり、凝り固まらなくていい機会になっていると思います。
自分の病院も経営して、他の病院にも診察しにいくので、休みは取りづらいですけど、今後も出張診療は続けていきたいと思います。
出張診療の第一歩をさいとう動物病院で踏み出せてよかったですか?
木崎先生
そうですね。自分が研修していた病院の先生が出張診療されているのを見て、自分もこういう働き方をしたいとは思っていました。1件でも出張診療の実績があると、他の病院にもアピールしやすいので、自分の進みたい道が開けるきっかけになったと思います。
さいとう動物病院がもつ魅力や診療について
診療をする上で常勤スタッフとの連携も大切になると思いますが、その点はいかがでしょうか?
木崎先生
自分が診察した症例でも、そのあとのフォローアップを安心して任せられる体制はできていると思います。何かあれば常勤スタッフから連絡があって、コミュニケーションも取れるので、今のところ大きな問題はないですね。
月に一度の診察ですが、もう5年以上になるのでどんな検査をどんな順番でやっていくかというのも把握してくれていますし、お薬の用意も指示しやすいです。
私の専門が循環器というのもあって、予約診療では慢性期の維持管理がメインとなり、急性期の対応は常勤の先生方が受けもつことがほとんどです。それでも、経験豊富な方が多いので、オンラインで連携しながら検査や治療を進めていくことができます。
木崎先生から見たさいとう動物病院の魅力について教えてください。
木崎先生
ここ数年で急速に病院が大きくなって、人も増えてすごいと思います。なによりスタッフの人柄がとても良く、それが急速な成長の理由として大きいと思います。多くの専門医と連携していることや、常勤獣医師の獣医療レベルの高さという魅力もありますが、やはり周りのことを考えて動ける人たちの集団であることが他の病院と比べた時に素晴らしいと思っています。動物看護師も経験が豊富な方が多く、指導力のある方もいて、安定した病院の運営にとても重要な要素だと思います。
さいとう動物病院の医療レベルについてはどう感じますか?
木崎先生
今いるスタッフはレベルの高い方が多くて、各々でしっかり強みを持っている印象があります。苦手な分野の克服にも意識が高いと思います。
私が担当している循環器も体にあるいくつもの臓器の一つと捉え、検査や治療を進めていく中で、循環器だけではなく体全体を見ることも大切にしています。そのため、私が専門外のことを逆に相談することができて、お互いに意見交換できる環境は良いと思いますし、常勤スタッフ以外にも色々な先生と繋がりがある病院なので、層の厚さを感じます。
どんどん変化していくさいとう動物病院についてどう感じますか?
木崎先生
初めて私が病院に行ったときは、家の1階が病院で、病院の前は何もないみたいな感じだったんですよ。それが、どんどん病院は綺麗になっていくし、スタッフも増えるし、去年7月には移転して、施設の規模も格段に大きくなって・・・。それがたった5〜6年で起きたことなので、相当な成長スピードですよね。あとはスタッフが急速な変化にどのように対応していくのかが今後の課題になってくるのかもしれませんね。 病院の移転を皮切りに、設備面もどんどん充実していっていると感じます。循環器専用のエコーも導入されたので、より精度の高い検査ができるようになりました。これからどんどんハード面も整っていくのではないでしょうか。
最後に・・・
今後さいとう動物病院で取り組みたいことはありますか?
木崎先生
さいとう動物病院の中で、できる処置や検査を増やしていければ良いなと思っています。具体的には、X線透視装置やCTも導入されたので、血管造影検査やカテーテル治療ができるようになると良いと思っています。開心術などの高度医療も他の科や一般外来とのバランスが取れるならできるようになると良いと思っています。処置や入院管理などの面で、どうしても常勤スタッフの負担になる部分が出てきてしまうと思うので、今後の体制やスタッフの意志を尊重しながら進めていければと思います。 また、若い先生たちに循環器に興味をもってもらえるような診療をしていきたいと思っています。興味を持って自発的に勉強してくれる獣医師のサポートしていくことで、さいとう動物病院で成長した獣医師が循環器疾患を患った動物をたくさん助けてくれたら嬉しく思います。
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